Power Platformワークフローテンプレート導入サービス
・キーワード
Power Platform/Microsoft365/WF テンプレート/カスタマイズ導入/システム開発/保守サポート
鹿島建設株式会社様
・業務内容 1840年創業から現在に至るまで、人々が安全・安心で快適に暮らせる社会をめざし、建設事業を通じて産業・経済の発展に貢献。国内外で事業を展開し、企画開発から建物竣工後の運営管理に至るまでの全フェーズにおいて高度な技術を活かし、グローバルな視野で持続可能な社会の実現を目指す。
左から、
横浜支店 建築部建築工事管理グループ 課長 鹿田 康晴様
横浜支店 建築部建築工事管理グループ 後藤 香奈恵様
横浜支店 建築部建築工事管理グループ 課長代理 千明 堅一様
※本ページの掲載内容は導入当時の情報となります
横浜支店 工事課長 向山 和秀様
鹿島建設様は、2024年問題と言われている時間外労働上限規制に対応するため、職員の労働時間削減を重要なミッションと位置付けている。建設現場では、「工事」と「工務」といういずれも膨大な2つの業務に分かれていて、いずれも膨大な業務を抱えている。昨今、DX推進などにより工事範囲の合理化が進んできたが、図面や計画書の回覧・承認等の工務的業務に対する労働時間の削減が以前からの課題であった。実際に、工務に関わる担当者は、図面や計画書承認フロー(図面管理・コスト管理や、工事側への情報伝達など)に全体の業務時間の約50%を費やしていることが判明した。そこで、図面に関わる業務の承認フローをシステム導入により効率化することで、労働時間の削減が可能であると考えた。
「将来的に社内外のグローバル企業へシステムを展開することを想定し、そのまま同じアプリケーションが使えるようにMicrosoftのプラットフォームを利用しようと考えていました。
というのも、過去にMicrosoft 365上で作成したアプリケーションを当社の現地法人に展開した際、同じプラットフォームを使用していたため、非常にスムーズに展開できた経験があったからです。
また、コムチュア様のワークフローテンプレートがMicrosoftのローコード開発ツールであるPower
Platformで作成されていることから、構造を理解しやすく、保守・運用の段階でも主体的に関わることができると感じたことが選定の理由となりました。」
ご提案時、Power
Platformにおける確かな知見と業務への深い理解力を感じていただけたことと、ご提案したシステムのテンプレートに独自のカスタマイズを行うことが可能で、より鹿島建設様の業務にフィットしたシステムにすることができると感じていただけたことで、コムチュアをパートナーに選定いただくことができた。
また、図面に関わる業務の承認フローをシステム化するためのワークフローテンプレートを提供できる企業として、日本マイクロソフト様からの推薦があったことがきっかけとなった。
ノンコア業務の削減
回覧すると自動でコメントや履歴が残るため、手作業での承認フローの証跡作成がなくなり、承認状況が一目瞭然になった。また、回覧スピードが上がり、ノンコア業務を大幅に削減することができた。
システム活用意識の向上
システム構造がシンプルなため、どのような操作をすれば想定した結果となるかが分かりやすく、ITに不慣れな社員もすぐに活用できた。
IT化を進めることで業務改善の効果が実感でき、さらに省力化を目指すなど社員の意識改革につながった。
当社独自の複雑な業務フローのシステム化でしたが、コムチュアさんは建築業界への理解度も高く、要件定義の中で課題を適切に把握してくださいました。
当社の課題を包括的に解決するためのカスタマイズを提案していただいたおかげで、業務に適したシステムが構築できたと感じています。
また、本番展開後の運用保守においてもスピーディーに対応していただけたため非常に助かりました。
今後の全社展開においても、引き続きコムチュアさんにご協力をお願いしたいと考えています。
建設業における工務的業務は、まだまだ非効率なアナログ運用が主流です。
今回構築していただいたシステムは、工務的業務のデジタル化の足がかりになると考えています。
横浜支店 所長 松下 陽介様