・キーワード
業務効率化 / RPA(ロボット・プロセス・オートメーション)導入 / UiPath / データ登録 / 自動化 / 金融業 / 信用保証協会
横浜市信用保証協会様
・業務内容
戦災で廃虚となった横浜市内の経済を復興するため、全国で4番目、戦後最初の信用保証協会として発足。横浜市内約25,600の中小企業・小規模事業者が借入を行うときの「公的な保証人」となり、事業資金の調達をスムーズにする役割を担う。
左から、総務部 総務課 係長 兼 企画情報課 係長 坂田様、
総務部 企画情報課 係長 北山様、
経営支援部 保証統括課 課長 岡本様
※本ページの掲載内容は導入当時の情報となります
基幹システムが保証協会で共同利用のシステムのため独自でのカスタマイズには制約があり、保証審査や経営支援、債権回収などの定型業務は紙を出力して業務を行う場面が多くあります。
そのため、書類を印刷するだけでも特定の手順を踏む必要があり、端末操作の煩雑さはひとつの課題でした。一つひとつの作業はそこまで時間がかかるものではないものの、件数が非常に多く、保証審査の申請書登録や資料を印刷するだけでも手間がかかり、膨大な時間がかかっていました。
社内でデジタル化を推進するという話になったときに、現在使用しているシステムの制約上、インターネットに接続できない環境なのでクラウドサービスは使えない。このような環境で使用できて業務効率化に繋がるものはなんだろうかと考えたときにRPAが候補に出ました。以前試しに使ったことがあり、どういうものなのか理解もあったことや、アプリケーションを横断的に操作することが出来る点が他のシステムと比較して優位性があると感じていたため、RPAの導入を決めました。
「RPAのトライアルライセンスのときにとても親身になって対応していただいたことで、導入後の展望が見えました。他協会様の実績があったので保証協会の業務に対する知識もあり、安心してお任せ出来ると思いお願いしました。」
データ入力、印刷業務自動化による
業務効率化
丸1日かけて取組んでいた業務をRPAで自動化したことや手動で出力していた帳票の印刷自動化等により8ヵ月間で約2,410時間削減された。また、RPAを使用することでミスも軽減し、ヒューマンエラーの心配もなく心理的負担も少なくなった。
Webフォーム作成による
登録方法多様化
今までは紙でのみ口座情報の回答が可能だったが、Webフォームを作成しその回答をRPAで連携させている。特に若年層のお客さまはWeb登録希望の方が多く、お客さまの利便性向上に繋がっている。
「当協会としてこだわった点は、現場の意見を取り入れるためにシステム部門の職員だけでなく、各部署の職員を今回のRPA導入プロジェクトのメンバーにして現場のボトルネックを解消出来るようにしたことです。今回のRPAは一般的な使い方ではなかったため複雑なワークフローだったと思いますが、実現するためにはどうすればいいのかをコムチュア様が前向きに考えてくださったのがとても良かったです。元々デジタル化への意識が未成熟でしたが、RPAを導入するときに全職員向けの説明会を開催していただき、紙業務のみだった当協会にもわかりやすく教えてくださいました。RPAを導入してから社内のデジタル化への意識は大きく高まったと感じています。
また、コムチュア様が当協会の業務を理解しようとしてくださり、コミュニケーションもしっかりとれたことが今の成功に繋がっていると思います。
新しいソリューションの導入も考えているので、また一緒に当協会のデジタル化に取り組めたら嬉しいです。」