管理対象サーバーの増加に伴い、運用管理業務の負担は大きくなります。このため、システム管理部門が本来すべきIT企画業務や改善対応に手が回らないという課題を抱えている企業は少なくありません。
IT運用自動化ソリューション(Ansible)は、システム監視、障害対応、定常運用業務をPlaybook(YAML形式での定義ファイル)で管理・自動化することで、運用コストの削減、オペレーションミス削減による品質向上、脱属人化を実現します。また、自動化の管理対象サーバーにエージェントソフトを入れる必要がないため、導入時の手間とコストも削減できます。
コムチュアは、アセスメントから運用支援までの各プロセスに対応した豊富なメニューにより、お客様のデータセンター(オンプレミス/クラウドの各環境)に内在する課題を解消し、より効率的かつ信頼性の高い運用業務を実現します。
AnsibleのPlaybookに正確な作業手順が記述されるため、定期的な作業や随時の作業において、人為的なミスを回避できます。
AnsibleのPlaybookを活用することで、誰でも同じ手順で作業を実施できるようになります。これにより、属人化が解消され、作業の透明性が向上します。
AnsibleのPlaybookはバージョン管理が可能なため、作業手順の変更履歴を確認できます。オンプレミスとクラウド環境の運用手順を統一的に管理できるため、運用の効率性と一貫性が向上します。
Ansibleはオンプレミスとパブリッククラウドの両方に対応しています。このため、既存のオンプレミス環境を保持しながら、必要に応じてクラウド上に新しいリソースを追加・管理することが可能です。クラウド移行やハイブリッド環境の構築をスムーズに行えます。
パブリッククラウドはスケーラビリティが高い特性を持っています。Ansibleを利用することで、必要に応じて自動的にクラウドリソースをスケールアップ・ダウンできます。これにより、トラフィックの増減に柔軟かつ迅速に対応し、適切にリソースを利用できます。
Ansibleはクラウド環境に適したネイティブなアプローチを提供します。クラウドのAPIを直接利用することで、最新の機能を活用し、クラウド特有の要件に対応できます。これにより、クラウドの潜在的な利点を最大限に引き出し、運用業務の最適化を実現します。
インフラ環境の構築・変更作業や情報収集などの作業を自動化します。
Zabbixなどの監視ツールからの監視イベントトリガーによるオペレーションを自動化します。
OpenstackなどのIaaS環境と連携することで、インフラのプロビジョニングから、アプリケーションのデプロイまでを自動化します。
現状の業務分析から
設計・導入・運用まで対応
アセスメントで現状の業務を分析した上で、最適な自動化プランをご提案いたします。また、設計・導入後の運用対応までトータルサポートを実施します。
お客様に合った
サービスメニューをご用意
運用自動化を検討しているお客様、既に自動化を実施しているが現在の対応にお困りのお客様など、様々な課題やニーズに対応いたします。また、すでにご利用のツールとの連携も柔軟にサポート可能です。
オンサイト対応による
手厚いサポートも可能
Ansibleの導入にあたり、お客様の現場に常駐し、導入支援や導入後の運用対応など、オンサイトによる支援も対応可能です。
1.運用アセスメントサービス
クリックで開閉
現状の運用業務から、Ansibleによる自動化ポイントを要件として整理し、自動化した場合の効果を提示します。また、業務ヒアリング段階から、運用担当者へのPlaybook作成に関するレクチャーを実施することで、運用担当者へ自動化の定着を支援します。
No. | サービス名 | サービス内容 |
---|---|---|
1 | 運用アセスメント-業務分析 | 運用作業の自動化候補リスト作成 |
2 | 運用アセスメント-評価 | ・想定効果の見積り作成 ・運用作業の自動化候補リストに工数・難易度・優先度を追加 |
3 | 運用定着-Ansibleデモ | Ansibleのデモ実施 |
4 | 運用定着-Playbookハンズオン・レクチャー | Playbook作成のハンズオン・レクチャー |
2.PoCサービス
クリックで開閉
運用アセスメントサービスにて提供した自動化要件からPoC環境を構築し、自動化効果の検証結果を提供します。
No. | サービス名 | サービス内容 |
---|---|---|
1 | AAP-PoC環境構築 | PoC環境から本番環境へスムーズに移行できるように、有償ライセンス製品である Ansible Automation Platformを中心としたPoC環境を構築 ※弊社サービス費用の他に別途、製品ライセンスの購入が必要となります |
2 | AWX-PoC環境構築 | Ansible Automation PlatformのOSS版(無償ライセンス)であるAWXを中心としたPoC環境を構築 |
3 | 効果検証 | PoC環境にて自動化の効果検証を実施 |
4 | 検証結果提供 | 検証結果の提供とPoC環境でのデモ実演 |
3.運用設計サービス
クリックで開閉
自動化導入に伴う、既存の運用体制、運用フロー変更などの運用業務設計支援サービスを提供します。
No. | サービス名 | サービス内容 |
---|---|---|
1 | 業務調査・ヒアリング | 現状の運用業務の把握 |
2 | 検討 | 自動化導入に伴い、既存の運用体制、運用フローの変更・追加部分を抽出 |
3 | ドキュメント更新・追加 | 運用ドキュメントの更新・追加 |
4.自動化基盤構築支援サービス
クリックで開閉
自動化基盤を構築支援するサービスを提供します。
No. | サービス名 | サービス内容 |
---|---|---|
1 | 要件定義 | 自動化基盤の要件定義 |
2 | 方式検討 | 自動化基盤としてどのようなプロダクトを選択し連携させるか方式検討 ※GitHub/GitBucketなど |
3 | 設計 | 自動化基盤の基本設計、各プロダクトの詳細設計 |
4 | 構築 | 自動化基盤の構築 |
5.Role作成サービス
クリックで開閉
自動化共通部品としてRole作成サービスを提供します。
No. | サービス名 | サービス内容 |
---|---|---|
1 | 要件定義 | Role化(共通部品化)することで効率的にPlaybookが作成できる処理をヒアリングし、要件を定義 |
2 | 設計 | Playbookで利用しやすさやメンテナンス性を考慮し、Role化する粒度を設計 |
3 | 製造 | Ansible Roleの作成、リリース |
6.Playbook作成サービス
クリックで開閉
自動化要件をもとに、Playbook作成サービスを提供します。
No. | サービス名 | サービス内容 |
---|---|---|
1 | 設計 | 自動化要件をもとに、Playbook構成などの設計(将来的な顧客での自立育成支援も含む) |
2 | 製造 | Playbookの作成、リリース(顧客との協業) |
7.Playbookサポートサービス
クリックで開閉
Playbook作成に関するQA、問い合わせ対応を行います。
No. | サービス名 | サービス内容 |
---|---|---|
1 | サポート | Playbook作成に関する問合せの受付、調査、回答 |
8.Ansible教育サービス
クリックで開閉
Ansibleの基本概念から、Playbookの作成や管理ができるまでを目的とした教育サービスを提供します。
No. | サービス名 | サービス内容 |
---|---|---|
1 | 教育 | ・座学でのAnsible 基本概念の学習 ・ハンズオン形式でのPlaybook作成・管理の学習 |
9.Ansible管理支援サービス
クリックで開閉
既にAnsibleを導入済みのお客様向けに、属人化した既存PlaybookやAnsible実行環境を整理し、共通化したAnsible環境作りの支援サービスを提供します。
No. | サービス名 | サービス内容 |
---|---|---|
1 | 業務調査・ヒアリング | Ansible実行環境などを調査ヒアリング |
2 | 共通化方針策定 | 既存Playbookの一元管理やAnsible実行環境の統一などを検討し、共通化方針を策定 |
3 | 管理ツール導入検討 | Playbook一元管理やAnsible実行環境を実現するためのツール導入検討 ※Gitサーバなど |
4 | Ansible実行環境整理・管理ツール導入 | Ansible実行環境を整理し、管理ツールを導入 |
10.自動化連携支援サービス
クリックで開閉
既に導入済みの監視ツール(Zabbix)やITSMツール(ServiceNow)とAnsibleを連携させ、運用業務の自動実行環境を構築支援するサービスを提供します。
No. | サービス名 | サービス内容 |
---|---|---|
1 | 要件定義 | Ansibleの実行トリガーとしてどのツールとどのように連携するかをヒアリングし、要件定義 |
2 | 方式検討 | Ansibleとツール間の連携方式検討 |
3 | 設計 | Ansible環境の設計、Ansibleとツール間の連携パラメータ設計など |
4 | 構築 | Ansible環境の構築、 Ansibleとツール間の連携パラメータ設定など |