テレワークの普及により、社内ネットワークだけでなく、社外ネットワークを通じた業務が主流となり、ハイブリッドワークが増加しています。これに伴い、社外ネットワークのセキュリティ対策がますます重要になっています。同時に、社内システム基盤のクラウド化とクラウドサービスの利用が進み、情報システム部門の運用業務は複雑化しています。このような状況で、インターネットを中心としたネットワーク制御とセキュリティ対策を一元管理する新しいネットワークセキュリティモデルである「SASE(Secure Access Service Edge)」が注目を集めています。
中小企業向けSASE導入支援サービスは、従来個別に管理していたセキュリティやネットワークの設定をクラウド上に移行し、一元管理することで、情報システム部門の運用負荷を軽減します。テレワーク時のセキュリティとネットワーク品質の向上が、安心で快適なテレワーク環境を実現します。
安定した通信と
ネットワーク品質の向上
各拠点およびテレワーク端末からSASEクラウドに接続することで、安定した拠点間通信とネットワーク通信が可能です。ネットワークの通信状態を監視し、最適経路を決定するSD-WAN技術を活用し、快適な通信を実現します。また、Microsoft Azureや、Amazon AWSなど、パブリッククラウドへのダイレクトアクセスも提供され、クラウドサービスを安全に利用できる環境を整備します。
セキュリティ対策を簡略化
SASEクラウドは各種セキュリティ機能を提供するため、拠点ごとにUTM機器を導入する必要はありません。これにより、WAN通信、インターネット通信、リモートアクセスなどが脅威から包括的に保護されます。セキュリティ対策を簡略化することで、情報システム部門は業務負荷を軽減できます。
運用負荷を軽減
セキュリティやネットワークの設定をクラウド上に移行し、一元管理することで、情報システム部門の運用負荷を軽減します。管理コンソールから各拠点やテレワーク端末に均一なポリシーを適用でき、ネットワーク通信状態を容易に把握できるため、運用業務が効率化されます。
機能 | 項目 | 概要 |
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ネットワーク機能 | SD-WAN | 拠点間通信やクラウドへの接続などに対して柔軟なネットワーク構成を実現 |
経路最適化 | 拠点間、クラウドアクセスなどの経路を最適化 | |
クラウドアクセス | 主要なクラウドサービスへの直接接続を実現 | |
セキュリティ機能 ※代表的な機能を抜粋 |
次世代ファイアウォール | 従来のファイアウォール機能に加え、アプリケーションの通信データ内容を解析し、不正アクセスの侵入を探知して防止 |
URLフィルタリング | 不適切あるいは有害なURLに対するアクセスを防止 | |
アンチウイルス/ マルウェア対策 |
情報漏洩のリスクとなりうるウイルスやマルウェア感染を防止 | |
管理機能 | モバイルアクセス | ユーザーごとの制御により、セキュアなモバイルアクセスを実現 |
ゲートウェイ | インターネットやクラウドサービスなどの外部接続を一元的にポリシー管理 | |
管理コンソール | ネットワーク監視や各種イベント、ポリシーを管理 |